2021.02.27

遅咲きの10番に「こんな選手いたのか」。セリエAでの絶妙パスがすごい

  • 西部謙司●文 text by Nishibe Kenji
  • photo by Getty Images

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 テクニック、運動量、インテリジェンスを兼ね備えた逸材。にもかかわらず、ラツィオへ来るまでそれほどの評価を得られなかった。ルイス・アルベルトが埋もれてしまうくらい、ヨーロッパのサッカー界は人材が豊富だということなのだろう。

 ルイス・アルベルトと同じ1992年生まれは、錚々たる顔ぶれが並ぶ。ネイマール(ブラジル/パリ・サンジェルマン)、サディオ・マネ(セネガル/リバプール)、モハメド・サラー(エジプト/リバプール)、ソン・フンミン(韓国/トッテナム)が92年組だ。

 ルイス・アルベルトと同じMFのポジションなら、クリスティアン・エリクセン(デンマーク/インテル)、コケ(スペイン/アトレティコ・マドリード)、マルコ・ヴェラッティ(イタリア/パリ・サンジェルマン)、マリオ・ゲッツェ(ドイツ/PSV)、ジャック・ウィルシャー(イングランド/ボーンマス)、イスコ(スペイン/レアル・マドリード)、エリク・ラメラ(アルゼンチン/トッテナム)、ステファン・エル・シャーラウィ(イタリア/ローマ)、フィリペ・コウチーニョ(ブラジル/バルセロナ)がいる。

 28歳は、サッカー選手のキャリアのピークと言っていい。名前を挙げたMFたちは、いずれも若手のころから名を轟かせた天才だが、すでにピークアウトしたかに思える選手たちもいる。所属チームとの相性が悪くて停滞している選手もいる。

 ルイス・アルベルトは遅咲きだったが、キャリアピークに活躍できるチームに巡り合えた。選手として最高の時期に力一杯プレーできる場にいられるのは、幸運と言えるのではないだろうか。

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