バイエルン、M・シティ優位は本当か。CL決勝T全カードの見どころ (4ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • photo by Reuters/AFLO

 ポルト対ユベントスは「無風」が大方の予想だ。ブックメーカー各社は、セリエAで現在4位に甘んじるユベントスの順当勝ちすると見ている。ユベントスを通常どおり強者と見ているようだが、やや買い被りのような気もする。

 一方、撃ち合いの好ゲームの予感を漂わせるのは、セビージャ対ドルトムント。失うものがない好チーム同士の対戦は、"当たり"の試合になりがちだ。注目したい。

 酒井宏樹、長友佑都が在籍するマルセイユはグループリーグ落ち。奥川雅也(現ビーレフェルト)が在籍したザルツブルグも同様。南野拓実はリバプールを、中島翔哉もポルトを離れてしまったので、決勝トーナメントを戦う日本人チャンピオンズリーガーはゼロになった。この残念な現実を、最後にひと言、触れておきたい。

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