スターの引退後ビジネス。競馬、農業...アスプリージャはコンドーム会社 (3ページ目)

  • 利根川晶子●文 text by Tonegawa Akiko
  • 山添敏央●写真 photo by Yamazoe Toshio

「これはすごくクールなアイデアだと思う。無防備なティーンエイジャーを望まない妊娠からも助けることができる」

「ティーノ・コンドーネス」はサイズとフレーバーが豊富なことが売りだという。香りはイチゴやチョコなどたくさんあるが、アスプリージャのお勧めはグアバだ。

「子供の頃、家の庭にグアバの木があったんだが、すごくいい匂いだった。ロマンチックなシーンにはもってこいだと思うね」

 昨年、コロナ禍の影響で世界でも有数のシェアを誇るマレーシアのコンドーム会社が倒産した。そのため、世界ではコンドームが不足する可能性があるという。そこでアスプリージャは各地で寄付活動を行ない、また、コンドームを1個買えばもう1個が無料になるというキャンペーンを始めた。

 アスプリージャはツイッターで、コンドームでいっぱいの自宅リビングからこんなメッセージを送っている。

「うちには山のようなコンドームがあるが、さすがに自分ひとりじゃ使いきれない。だから半額にしました」

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