2021.01.25

メッシ、ロナウドを上回る逸材は? 2021年注目のサッカースターランキング

  • photo by Getty Images

まだ22歳のエムバペ。世界一のサッカースターへ上り詰めるか5位 キリアン・エムバペ
(フランス/FW/パリ・サンジェルマン/1998年12月20日生まれ/178cm、73kg)

 数十年にひとりの逸材として少年時代から注目されてきたエムバペは、16歳の時にモナコでプロデビューを飾って以来、休むことなく驚異的な速度で進化しつづけてきた。

 とくに2017年夏にパリ・サンジェルマンに加入してからは、フィジカルの強化によって自慢のスピードに磨きがかかり、ネイマール(ブラジル)との共演で南米スタイルのリズムとテクニックも身につけた。19歳でW杯を制した怪物は、もはや周囲の予想を遥かにしのぐレベルに到達していることに疑いの余地はない。

 ただし、今季はこれまでのような無双状態が一時停止し、キャリア初のスランプに陥っている印象だ。それだけに、この壁を乗り越えたあとのエムバペは見もの。そのあかつきには、ロナウド&メッシ時代に終止符を打つ真のスーパースターが誕生するはずだ。(中山 淳)

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4位 ジョアン・フェリックス
(ポルトガル/FW/アトレティコ・マドリード/1999年11月10日生まれ/181cm、70kg)

 長くつづく「メッシ・ロナウド時代」を"転覆"させられるファンタジスタ候補の筆頭だろう。

 ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスは、現代のサッカー選手として最も非凡で、コンプリートな能力を備えている。スペース、人、ボールの位置関係を見極めるビジョンに優れ、迅速に最善のプレーを決断。その際の精度は折り紙付きで、創造性を匂わせる。そして多くのファンタジスタは意外にもシュートを苦手とするが、ジョアン・フェリックスはゴールで締めくくれる。

 ディエゴ・シメオネ監督のアトレティコ・マドリードは規律が多く、現状では本領は発揮しきれていない。

 しかし、ジョアン・フェリックスがボールを受けた時の輝きは眩しい。2、3人を抜き去って、シュート。あるいは、玄人を唸らせるトラップ、ボレーなどスペクタクル満載。今シーズンは、前半MVPに名前を挙げる人も少なくない。

 時代の寵児が真価を見せるのはこれからだ。(小宮良之)