2020.11.21

久保建英がジダンに引導を渡すか。
不調レアルはビジャレアル戦が大一番

  • 小宮良之●文text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by AFLO

 左サイドバックで、マドリードの下部組織育ちで総合力の高いスペイン代表セルヒオ・レギロン(トッテナムに移籍)を好まず、フランス代表で爆発的な走力を売りにするフェルランド・メンディを好んだのは、最たる例と言える。

 しかし、チーム編成は進んでいない。今シーズンは大改革の予定だったが、コロナ禍で補強が進まなかった。新戦力はレンタルバックのマルティン・ウーデゴールのみ。ハメス・ロドリゲス、ガレス・ベイルは放出しているだけに、戦力ダウンは避けられない状況だ。ベイルの年俸の半分、1500万ユーロ(約18億円)を肩代わりしており、財政も圧迫されている。

 ビジャレアル戦も厳しい陣容になるだろう。ジダンが重用するウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデは右足の脛骨(けいこつ)のケガで、1カ月の戦線離脱を余儀なくされている。右サイドバックは、ダニエル・カルバハル、アルバロ・オドリオソラの2人がケガで欠場。バレンシア戦で内転筋を痛めたベンゼマは思ったよりも軽傷で、出場濃厚と言われているが、今度はセルヒオ・ラモスがスペイン代表のドイツ戦で右ハムストリングスを負傷し、欠場が決まった。

 ジダンに引導を渡すのが、もしかすると久保になるかもしれない――。

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