2020.11.15

浮気・不倫・略奪のオンパレード。
女性トラブルで名を馳せた3人の悪童

  • 井川洋一●取材・文 text by Igawa Yoichi
  • photo by AFLO

 プレミアリーグではフェアプレーの一環として、試合前に全選手が相手と握手をすることになっている。だが、ブリッジはテリーから差し出された手を握らず、素通りしていったのだ。真実はどうあれ、ブリッジからすれば、騒動を起こしたテリーの手は握れなかったのだろう。

 ブリッジの同僚カルロス・テベスは「もしアルゼンチンでテリーがしたようなことが起きたなら、その人物は殺されるだろう」と語り、ブリッジを擁護した。だが、彼の同胞には、もっとあからさまに仲間の妻を奪った選手がいる。

 マウロ・イカルディ----。

 現在パリ・サンジェルマンに所属するアルゼンチン人ストライカーは、2012年にサンプドリアでシニアデビューを果たした。その後、9歳年上の同胞マキシ・ロペスが同クラブにローンで加入してくる。

 ロペスは可愛い後輩の面倒を見るようになり、アルゼンチン流のバーベキューなどによく招いていたという。だが、イカルディはそこでロペスの当時の妻ワンダ・ナラと出会い、のちに三角関係に発展してしまうのだ。

 ナラはアルゼンチンのテレビタレントで、イカルディもその顔を知っていた。当初は友人の妻として接していたようだが、次第にふたりは惹かれ合っていった。

 イカルディが現地メディアに語ったところによると、アプローチしてきたのはナラのほうだという。2013年にインテルに移籍したイカルディがプレシーズンツアーに出発する際、ナラから直接連絡があり、「アメリカでiPadを買って来てほしい」と頼まれたというのだ。

 そこからふたりは接近し始め、イカルディによると、ワンダはその頃すでにロペスとの関係を終わらせようとしていたらしい。だからだろうか、彼らはロペスとワンダの間に生まれた3人の子どもたちと一緒に撮った写真をSNSに投稿するなど、恥も外聞もない行動を続けてロペスを憤慨させた。

 その後、ナラはロペスと離婚し、2014年にイカルディと結婚。イカルディは自身の腕に、ロペスの3人の子どもの名前のタトゥーを入れている。後日談として、ロペスは2014年のサンプドリア対インテル戦でイカルディとの握手を拒んだ。