2020.10.09

補強成功のインテル、攻撃力アップで電光石火のコラボプレー

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

6歳でプロを決意。ルカクはデカい選手の育成の好例>>

Answer
ルカクの後ろに入ったサンチェスとハキミが、ワンツーでサイドを突破

 キックオフの流れから自陣でボールを繋ぐインテルに対して、ベネヴェントがプレッシングをかけ、ラインが上がったところでコラロフからハキミへロングフィードが送られた。大きく局面が動き、ベネヴェントは自陣に戻りながらの守備を強いられた。

ルカクの後ろのスペースにサンチェスが入り、ハキミとワンツー。右サイドを崩してゴールへつなげた 右サイドでハキミがボールを受けると、中央のルカクとサンチェスが動き出した。ここでポイントになったのがサンチェスである。ルカクが真っ直ぐゴール方向へ動いて相手DFを引き連れると、サンチェスは空いた後方のスペースで受けるように右サイドへ寄って行った。

 フリーのサンチェスを使って、ハキミはワンツーで右サイドを崩し、敵陣深くまでえぐる。この時、ルカクのマークについていたDFルカ・カルディローラは、サンチェスに対応しようとマークを外して飛び出した。

 後方のDFカミル・グリクがマークを受け渡されるが、すでに内側をルカクに取られていた。左腕でグリクをブロックしながら空間をつくるルカクに、ハキミが鋭いグラウンダーのクロスを合わせてフィニッシュ。

 コラロフからのロングフィードでできた3対3の局面を、サンチェスが気の利いた動きで相手守備に歪みをつくり、インテルが電光石火の先制点を奪ったシーンだった。

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