1位ブラジル、日本は? 最新の非FIFAランキングを独自推計してみた (4ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • 日本サッカー協会●写真 photo by JFA

 他国のクラブでCLに出場した選手も、マルコ・ヴェラッティ(パリ・サンジェルマン)ただ1人。イングランドやドイツと違い、セリエAの選手は経済的にも外に出やすいはずだ。クオリティの高い選手がけっして多くない現状が浮き彫りになる。

 フランス、ポルトガル、スペイン、ドイツ、オランダ、イングランド、ベルギー......。この上位候補の中では、ドイツ、ベルギーもやや下降線を辿っているのではないか。

 そして最後に日本代表に話を戻せば、昨季はCLベスト8にひとりも選手を送り込むことができなかった。決勝トーナメント1回戦、対アトレティコ・マドリード戦で、南野拓実(リバプール)が数分間出場したにとどまった。

 先述の通り、CLベスト8以上に選手を送り込んだ国は33あるので、すごく乱暴に言えば世界的には34番目以下ということになる(ちなみにFIFAランキングは28位)。この順位を上げないことには、W杯での好成績は見込めないのである。

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