疾風怒濤。バイエルンのレバンドフスキとニャブリの破壊的攻撃を見よ

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question
ニャブリとレバンドフスキはここからどう崩したか?

 バイエルンがドイツサッカー史上初めてトレブル(ブンデスリーガ、DFBポカール、チャンピオンズリーグ/CLの3冠)を達成した2012-13シーズン以来の決勝進出を果たしパリ・サンジェルマンと戦う。

 各国リーグ同様、新型コロナウイルスの影響でCLも長期延期となった。そして再開となった決勝トーナメントでは、バイエルンの破壊的な攻撃力が目立った。

 その2ndレグでチェルシーを4-1(トータルスコア7-1)で下すと、準々決勝ではバルセロナを8-2と衝撃的なスコアで粉砕。準決勝のリヨン戦も3-0と完勝だった。

 そんな絶好調だったチームのなかで、とくに輝きを放ったふたりがいる。ロベルト・レバンドフスキとセルジュ・ニャブリだ。互いに高い決定力を示しながら、抜群のコンビネーションも発揮してきた。

ニャブリがボールを持って中へ。このあとレバンドフスキとどんな崩しを見せたかニャブリがボールを持って中へ。このあとレバンドフスキとどんな崩しを見せたか 決勝トーナメント1回戦1stレグ、チェルシー戦のシーンを紹介する。

 後半6分、中盤でボールを収めたニャブリが前を向くと、レバンドフスキが即座に反応した。ここからふたりは、どのようにして崩しただろうか?

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