岡崎慎司への日本とスペインの評価の違い。「泥臭い」「献身的」ではない (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 ポジションをつかむこと自体、容易ではなかったはずだ。開幕前はレアル・マドリードで得点も記録していた若手FWクリスト・ゴンサレスが先発候補だったが、それを奪い取っている。そしてシーズンを通して主力として戦い、1部昇格を成し遂げた初めての日本人選手となった。VARで7得点も取り消される不運に遭いながらも、雄々しく戦い抜いたのだ。

 2020-21シーズン、岡崎は念願の1部の舞台に立つことになるだろう。ウエスカとは1年契約だが、「昇格した場合は更新する」とのオプションが付いていると言われている。

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