本田圭佑に「何様のつもり?」。敗退後のSNS発信にファンが猛反発 (3ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 最初の反応は「本田ってこれまでこのルールを知らなかったの?」だ。試合後のタイミングでこう発言をするということは、彼がルールを知らずにプレーしていた可能性も高い。「ピッチに入る前にそれくらい勉強しておけよ」「ボタフォゴは、こういうルールであることを教えてくれなかったんですか?」......。もしそうだったら、本田は自分がチームと意思の疎通が取れていないと宣言したようなものである。

 また、もし彼がこのルールを知っていたとしたら、今度は「なぜこのタイミングで?」ということになる。「なんで敗退後に言うの?」「しょせん負け犬の遠吠え」という反応が相次いだ。

 本田のパフォーマンスを揶揄する声もある。「嘆くのは自分がいいプレーをしてからにしろ」「やるべきこともやらないで、ルールをとやかくいう資格なし」......というわけだ。

 そして何より一番多かったのは「何様のつもり?」というものだった。本田はファンから見ればまたも過ちをしてしまった。

 確かにこのルールは少し変かもしれない。ブラジルでもその他の州リーグには、こんなルールは存在しない。しかし、シーズンが始まる前から決まっていることであり、サッカー協会とすべてのチームが協議の末、合意してサインをしたルールである。

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