南野拓実が明かした自身の課題。リバプールで求めているプレーとは (2ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO


 本来なら3月にもリーグ優勝が決まるはずだったが、新型コロナウイルスの感染拡大によりプレミアリーグは一時中断となった。再開まで3カ月の時間を要したが、こうしてリバプールは国内リーグの頂点に立った。

 そして、12月のクラブW杯の開始直前に飛び込んできたのが、南野拓実のリバプール移籍の一報だった。

 リバプールはセレッソ大阪時代から南野に注目していたが、昨年10月のチャンピオンズリーグ・グループリーグで1ゴール&1アシストの活躍を見せた日本代表MFの獲得に本腰を入れ、移籍金725万ポンド(約9億6000万円)で契約。南野は1月1日付けでリバプールの一員となり、優勝決定まで国内リーグ戦の5試合に出場した。

 加入からわずか半年での優勝決定に、南野は「実感はあまりない」という。無理もないだろう。

 思えば、リバプールは昨シーズンも国内リーグ戦で白星を重ね、栄冠を掴んだマンチェスター・Cとわずか1ポイント差の2位で涙を飲んだ。この時、リバプールが獲得した97ポイントは、2017−18シーズンにマンチェスター・Cが記録した100ポイント、昨シーズンのマンチェスター・Cの98ポイントに次いで、プレミア史上3番目に多い数字だった。

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