南野拓実が攻守で持ち味を発揮。だが試合の流れを変える決定打を欠いた (6ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by Getty Images


 ならばと、クロップ監督は南野との交代でドリブルでの個人突破に長けるアレックス・オックスレイド=チェンバレンを投入し、試合の流れを変えようと判断したのだろう。

 随所に光るプレーもあったが、決定打にも欠けた。その点から言えば、南野としては課題と収穫の両方が出た試合だった。

 だが、この試合で一喜一憂する必要はない。

 30年ぶりとなる悲願のリーグ優勝は目前。残り試合が8試合あること考えても、リバプールの優勝は揺るがない。クロップ監督はここから様々な人選や編成をテストしながら、試合をこなしていくに違いない。

 南野としては、自身の課題を意識しながら、出場した試合でベストを尽くすことが成功への近道になる。

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