久保建英がバルサ戦でボス感を証明。日本人選手として未知の領域にいる
「彼のリーダーシップは、"チャマルティンの人々"(レアル・マドリード関係者のこと。チャマルティンは昔、レアル・マドリードの本拠地だったことから今も残る通称)の心を動かしただろう」
スペイン大手スポーツ紙『アス』は、レアル・マドリードからレンタルされている久保建英(マジョルカ)のパフォーマンスに及第点を与えている。
リーガ再開初戦となるバルセロナ戦にフル出場した久保建英(マジョルカ) 6月13日、コロナ禍による中断を経てのリーガの再開戦で、バルセロナを本拠地ソン・モイスに迎えたマジョルカは、0-4と完膚なきまでに敗れている。開始直後に失点を喫し、早々にチームプランが崩壊。決してトップフォームではないバルサを相手に、押し戻しかけると逆襲を食らって失点し、やがて膝を屈した。
その厳しい一戦で、マジョルカの唯一の希望となったのが、久保だった。
右アウトサイドにポジションを取った久保は、ボールを引き出し、ためを作り、プレーの渦を作り出していた。ボールを取られない。そんな自信がみなぎって、自然に味方からボールが集まった。
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