日本代表入りの準備OK。ウェルメスケルケン際がオランダで急成長 (6ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO


「"理想のサイドバック像"と"自分が得意とするプレー"という両面があるじゃないですか。僕は相手を剥がして前に行くことが得意です。だけど、前でボールを受けた時にどれだけ仕事ができるかという部分には、まだ理想とのギャップがあります。

 フローニンゲン戦は、そのギャップを縮める試合になりました。試合が始まる前からリスクを負ってプレーしようと考え、結果としてチームは勝ちましたし、自分もエールディビジの舞台でさらなる課題を確認できたので、有意義な試合でした」

---- フローニンゲン戦から4試合後のフィテッセ戦、際選手はベンチスタートでした。1−2で折り返した後半開始からピッチに立ちましたが、期するものがあったのでは?

「負けていたので失うものはなかったですし、新たな戦術を試せる好機でもありました。記憶に残っているのは、日々のトレーニングで練習していた理想どおりのクロスを上げることができたこと。ゴールはチームメイトが外してしまいましたが、思い描いたとおりの一本でした。

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