西川潤にバルサが熱視線。リーガに挑む日本人選手の歴史は続いていく

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by SportsPressJP/AFLO

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リーガに挑んだ日本人(最終回)

 短期集中連載「リーガに挑んだ日本人」では、20年以上前から、その挑戦の足跡を振り返ってきた。挑戦者ひとりひとりが、進むべき道を広げてきたのだろう。失敗は成功につながってきた。結果、久保建英(マジョルカ)という"ミュータント"のような選手まで登場したのだ。

 リーガ・エスパニョーラは修羅の場である。どれだけポテンシャルが高くても、コミュニケーションに問題のある選手は、力を出し切れない。また、どれだけ明確な武器があっても、プレー全体に適応できなければ、不要の選手とされる。

 エイバルの乾貴士が成功できたのは、機動力のあるドリブル突破に驕ることがなかった点にあるだろう。課題の守備面でも戦術的に向上。ポジション的優位を確保できるようになり、本来の技術が生きたのだ。

 絶え間ない戦いの中、チーム戦術を完遂し、個人の力を見せつけられるか。その知性と技術がカギになる。次にリーガに挑む日本人は誰になるのか――。

今季J1開幕戦は、ベンチ入りしたものの出番がなかった西川潤(セレッソ大阪)今季J1開幕戦は、ベンチ入りしたものの出番がなかった西川潤(セレッソ大阪) 4人の「次にリーガに挑む日本人」の候補を選んでみた。

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