2020.06.03

久保建英=チーム戦術。マジョルカでは
すでにエースで別格の存在だ

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 第27節終了時点でマジョルカは18位(20チーム中、3チームが降格)。残りは11試合だ。

「今シーズンの我々の運命は"苦しみ"である」

 開幕からモレーノ監督が宣言していたように、最後までぎりぎりの勝負になるのは間違いない。

 久保の使命は、マジョルカを1部に残留させることだろう。難しい仕事だが、それに立ち向かうことが、成長の触媒となる。一流の選手は、厳しい条件をクリアすることで、周りがひれ伏す力を得るものだ。

 なにより、久保は肝心な場面でゴールを決めるなど、運の強さを持っている。剛直で人を食ったしたたかさがあって、脆弱さと悲劇性がない。運命を切り開く男の闊達さというのだろうか。

 リーグ戦再開後、最初の試合は本拠地ソン・モイスでの"古巣"バルサ戦となる予定だ。
(つづく)

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