久保建英はレンタル延長か。
来季のレアルは「フランス化」が濃厚だ

  • 高橋智行●文 text by Takahashi Tomoyuki
  • photo by Getty Images

 ベイルは1450万ユーロ(約17億4000万円)の高額な年俸と、家族を含めてマドリードの生活を気に入っていることが移籍の障害となっている。最近ではデビッド・ベッカムが共同オーナーを務める、アメリカのインテル・マイアミ行きが噂されたが、代理人が完全否定した。ハメス・ロドリゲスについては、様々なクラブが興味を示すなか、アトレティコ・マドリード行きが濃厚と報じられている。

 今冬、3000万ユーロ(約36億円)の移籍金で入団するも、EU圏外枠の問題でカスティージャに所属した18歳のU-23ブラジル代表MFレイニエル・ジェズス・カルヴァーリョは、来季プリメーラ(1部)のクラブへのレンタル移籍ですでに合意しているとのこと。しかし、具体的なクラブ名は明らかになっていない。

 さらにジダンは、レンタル14選手の将来を決める仕事に取り組んでいるが、現時点で来季のトップチーム・オーディションに合格したと言われるのは、MFマルティン・ウーデゴール(レアル・ソシエダ)とDFアクラフ・ハキミ(ドルトムント)のみ。またレンタル期間切れでパリ・サンジェルマンに戻るGKアルフォンス・アレオラの代わりとして、アンドリー・ルニン(オビエド)に復帰の可能性がある。

 セビージャですばらしい活躍を見せるDFセルヒオ・レギロンにも、トップチームに戻るチャンスがあるが、本人は左サイドバックにマルセロとフェルランド・メンディがいるため、来季もセビージャでのプレー継続を望んでいるという。

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