大迫勇也の去就にも影響か。
ブレーメンは降格危機と経営危機の二重苦

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Reuters/AFLO

 大迫勇也は再開後の2試合、ともにベンチスタートとなった。ブレーメンは前線3枚のうち、レオナルド・ビッテンコート、ミロト・ラシカはほぼ固定で出場しており、残る1枚を大迫、ジョシュ・サージェント、ダヴィー・ゼルケの3人で争っている。ここまで大迫4得点、サージェント3得点、ゼルケ1得点と、FWとしてはいずれも物足りない。第27節を終えた時点でフォルトゥナと並んで18チーム中最少タイの29得点しか挙げられていない要因はここにあると言われても仕方がない。

 2018年7月にブレーメンに加入した大迫は、2022年までの契約を残しているが、今季序盤から放出の噂が流れ始めた。地元紙『ヴェザークーリア』などによると、大迫はフロリアン・コーフェルト監督のお気に入りの選手だが、本人がプレミアリーグを志向しているという。また、大迫は東京五輪に出場することを望んでおり、もし出場した場合は2020-21シーズンの序盤はクラブに合流できないことから、チーム作りにはマイナスになるとも報じられていた。

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