欧州サッカーは驚きの高額放映権料。リーグ再開へプレッシャーの裏事情 (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO


 ちなみに、テレビ放映権収入世界1位を誇るマンチェスター・ユナイテッドは年間1億8700万ユーロ(約217億円)を手にしていながら、総収入に対してそれが占める割合は28%にとどまっている。

 一方、世界で2番目のテレビ放映権料を誇るスペインのラ・リーガは、モビスター・ラ・リーガとGOLがライブ放送している国内分を、今季から3年総額34億5500万ユーロ(約4010億円)で契約。さらに国外分については、今季から5年総額44億8500万ユーロ(約5205億円)という大型契約を結んでいる。

 これにより、2019−2020シーズンの年間総額としては、国内外合わせて20億4900万ユーロ(約2378億円)のテレビ放映権収入を計上。世界1位のプレミアリーグには年間1800億円ほど及ばないものの、今回の契約以前の2018−2019シーズンの年間総額が国内外合わせて18億800万ユーロ(約2098億円)だったことを考えると、年間約280億円も増加したことになる。

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