2020.05.16

ブンデス再開へ現地のリアルな声。
メディアもファンも「素直に喜べない」

  • 龍フェルケル●文、撮影 text&photo by Ryu Voelkel

 筆者が話を聞いた3人ともに、リーグ戦の再開を待ち望んでいる一方、このタイミングでの再開について素直に喜び切れないと話した。早すぎるタイミングでの再開は、放映権料など経済的な理由が大きく、選手や関係者の安全が担保し切れているとは言えないからだ。無観客試合といっても、ESPNの報道によると、両チームを含めて150~200人のスタッフが必要となる。

 ブンデスリーガは再開されるが、今も新型コロナウイルスとともに暮らす我々の生活には、様々な問題があるのは疑いのない事実だ。極端な言い方をすれば、このタイミングでのブンデスリーガの再開は、人の命を天秤にかける博打である。

 果たしてDFLはコロナ対策をうまく施し、再開される今シーズンを無事に終えることができるだろうか。今回のコロナ対策のシナリオがすべてうまくいけば、今年9月、新たに2020?21年シーズンが開幕する。ひとつ言えるのは、私はそれまで現地での撮影を自粛せざるを得ないということだ。

 先が見えないコロナショックの悲痛を、身をもって感じさせられている。


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