南野拓実の課題を英国人記者がズバリ指摘。だが今後の活躍には太鼓判 (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO


 ノースクロフト記者によると、クロップ体制始動後に加わったブラジル代表MFファビーニョやギニア代表MFナビ・ケイタ、イングランド代表MFのアレックス・オックスレイド=チェンバレンの3人も、加入当初は南野と同じように苦しんでいたという。

 だが、彼らは指揮官の戦術を習得し、遠慮を取り払って積極的に仕掛けるようになったことで、プレーのクオリティが飛躍的に上がった。ノースクロフト記者は「期間は選手によって異なるが、プレミアリーグとチームへの順応に3〜6カ月は見たほうがいい」と話す。同記者は、南野の活躍に太鼓判を押す。

「選手発掘に定評のあるクロップ監督と、リバプールスカウト陣が才能を認めた時点で、『リバプールにフィットするかどうか』の問いは愚問だろう。南野にはリバプールで活躍できる土台が備わっている。ここからどう自分らしさを発揮し、ステップアップしていくか。

 オックスレイド=チェンバレンも、加入当初は迷いながらプレーしていた。アーセナルからリバプールへのプレミアリーグ内の移籍、さらにイングランド出身の選手であっても、入団から半年程度は戦術習得など苦労が多かったと聞く。

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