南野拓実の課題を英国人記者がズバリ指摘。だが今後の活躍には太鼓判 (2ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO


 では、ステップアップには何が必要か----。

「加入から中断までの評価」について、英紙サンデー・タイムズで健筆を振るうジョナサン・ノースクロフト記者に話を聞いた。

「CLグループリーグ・リバプール戦での活躍が認められてオーストリアから移籍してきたが、ここまでザルツブルクで見せていたような輝きはリバプールで見せていない。その証拠に、チームとして優先順位の高いプレミアリーグとCLの2大会での出場時間は、全部合わせても84分間しかない。

 だが、今のリバプールで即座にレギュラーの座を掴むのは至難の業だ。南野のプレー位置である3トップには、ロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラー、サディオ・マネの3人が君臨している。元イングランド代表FWのウェイン・ルーニーも、リバプールの3トップを『世界最高峰』と称賛しているほどだ。

 スイス代表FWジェルダン・シャキリや、ベルギー代表FWディボック・オリジも控えに甘んじているのだから、南野にとっても非常に高いハードルだ」

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