ビッグクラブも金欠...だが本田圭佑の
ボタフォゴはリーグ再開に異論

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ブラジルでは3月16日からすべてのリーグがストップしたままだ。ブラジルでは2月から新シーズンが始まるので、ほんの数試合を戦っただけで延期になってしまった形だ。

3月16日のバングー戦が最後の試合になっている本田圭佑(ボタフォゴ)photo by KYODO3月16日のバングー戦が最後の試合になっている本田圭佑(ボタフォゴ)photo by KYODO ブラジルのシーズンはまず州別のリーグ戦があり、その後、5月から全国リーグが始まる。しかしまだ州リーグが消化されていないのだから、その後の全国リーグがどうなるのかまったくわからない。ブラジルサッカー協会は各州のサッカー協会の決定を待っている状態だ。

 一番伝統のあるサンパウロ州のカンピオナート・パウリスタ(サンパウロ州選手権)は、近いうちにすべてのクラブチームの代表を集め、いつ練習を再開し、いつ試合を再開するのかを決めていくことにした。一方、リオデジャネイロ州ではすでに話し合いが行なわれ、チームそれぞれが独自の判断で練習再開の時期を決め、その後、試合再開の日程を決めることとなった。

 試合再開の時期に関しては、今のところ5月末か6月初旬が有力だ。なぜなら38節ある全国リーグを終わらせるには、少なくとも7月半ばに州リーグを終わらせる必要があるからだ。

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