2020.05.06

東京五輪出場国のバランサー、
守備的MFたち。フランスの17歳に熱視線

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by PRESSE SPORTS/AFLO

 ノイハウスはなにより展開力に優れる。大きな体でロングキックを得意とし、遠いスペースまで見渡して、ボールを正確に配給。そのパスが描く放物線は美しく、若き日のシャビ・アロンソに通じるものがある。

 そしてU-21欧州選手権で優勝したスペインでは、控えだったイゴール・スベルディア(23歳、レアル・ソシエダ)が目覚ましい台頭を見せている(レギュラーだったナポリ所属のファビアン・ルイスは現在24歳で、東京五輪では年齢資格をクリアしていない)。リーグ戦の中断時点でチャンピオンズリーグ出場圏内の4位と、躍進するクラブを支えている。

 スベルディアは、そのユーティリティ性が光る。「シャビ・アロンソの後継者」と言われたアシエル・イジャラメンディがケガで離脱すると、きっちりその穴を埋めた。また、センターバック人にケガ人が続出すると、最終ラインで目を見張る"将軍"ぶりも発揮している。戦術的な理解力が図抜けて高く、役割を心得ているのだ。