練習再開のブンデスリーガ。大迫、遠藤らの契約・去就に明暗くっきり (5ページ目)

  • 鈴木達朗●文 text by Suzuki Tatsuro
  • photo by Getty Images

 今季の安定した活躍で、新型コロナウイルスの影響にも関わらず市場価格を60万ユーロ(約7200万円)から80万ユーロ(約9600万円)まで上昇させた宮市。契約は2021年まで残っており、クラブも移籍させる意思はないようだ。

 こちらも、チームは4月27日に6月30日までの給与のカットで経営陣と合意。カットの額は選手によって異なり、高額の給与を受け取っている選手は最大で30%カットされる見込みだ。

 ハノーファーの原口元気は、昨年11月にケナン・コチャック監督が就任して以来、絶大な信頼を得ている。成績こそすぐに上がらなかったものの、チームが改善に向かっているのは見てとれた。4月21日には、同監督が2023年まで契約を延長。原口自身とチームの調子が継続して上がっていけば、原口は不動のレギュラーの地位を維持できそうだ。

 3月下旬、新型コロナウイルス陽性反応の選手が出たことで、選手は2週間の自宅待機となった。その間、クラブの公式サイトでは14人の選手に1日ずつその日の様子をインタビューする企画があり、原口は最終日に登場。トレーニングのほかは家族と過ごし、英語の勉強などに時間を費やしていることを話した。

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