練習再開のブンデスリーガ。大迫、遠藤らの
契約・去就に明暗くっきり

  • 鈴木達朗●文 text by Suzuki Tatsuro
  • photo by Getty Images

 4月中旬から、練習を再開しているドイツ・ブンデスリーガ。リーグ再開に向けて、行政からの指導どおりに各クラブが少人数で、対人距離を確保できるトレーニングを行なっている。4月30日には、アンゲラ・メルケル首相を含む政府や各州の州首相らが会議を開き、ブンデスリーガの再開決定は5月6日に持ち越されたことも伝えられている。だが、1部、2部の選手、スタッフに行なわれた検査で、10人に陽性反応が出るなど、予断を許さない状況だ。

練習再開に動いているブンデスリーガ。写真はバイエルンのトレーニングの様子練習再開に動いているブンデスリーガ。写真はバイエルンのトレーニングの様子 リーグ戦の再開が現実味を帯びてくるなか、デュッセルドルフやアウクスブルクが、規則破りの1対1を含むトレーニングを行ない、ほかのクラブから批判を浴びるなど、徐々に勝敗を意識するクラブも出てきているようだ。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、経済的にも将来の見通しが立たず、融資を必要とするクラブが複数あることも伝えられている。こういったなか、現在の日本人選手たちの所属クラブのこの1カ月の動向はどうだったのだろうか?

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