コロナと向き合う森保ジャパン「海外組」の今。ドイツでは明るい兆しも (3ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO


 最後にリーグ戦が行なわれたのは、3月9日の第26節サッスオーロ対ブレシア戦。その後、政府があらゆるスポーツイベントの中止を決めたことで全クラブの活動は停止となり、現在に至っている。

 当然、セリエAでプレーするボローニャの冨安健洋とサンプドリアの吉田麻也も、現在は外出禁止令のなかでの生活を強いられている。

 新戦力ながら開幕から主軸として活躍する冨安が最後にプレーしたのは、2月29日の2位ラツィオとのアウェー戦。チームは敗れたものの、4戦連続フル出場を果たして調子も上々だった。だが、3月9日からは自宅で個別トレーニングを積む毎日を過ごしている。

 また、冬の移籍でサンプドリアにローン移籍した吉田は、3月8日にホームで行なわれたヴェローナ戦で待望のセリエAデビュー。ところが先発フル出場を果たした矢先、冨安同様にチーム練習も休止となり、現在も自宅でのトレーニングに励んでいる。

 目下、イタリアサッカー連盟のガブリエレ・グラヴィーナ会長は5月17日の再開を想定しつつ、もしそれが実現できなかった場合でも、年内までに今シーズンを完結させたいという意向を表明している。

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