久保建英はマドリディスモの歴史に名を残すか。レアルは世代交代が急務 (2ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

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 レアル・マドリードは今後も、クラブの歴史にふさわしい世界最高の選手を擁し、覇道を行くだろう。アルフレッド・ディ・ステファノが言うように、「マドリードは方舟。選ばれたものが乗り、降りていく」。マドリディスモが選手に力を与えるのだ。

 久保建英は、そのひとりとして名を残すだろうか?

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、レアル・マドリードも活発な補強には動いていない。しかし水面下では、来季に向けた手を打っている。

 そもそも、現在のチームは主力の高齢化が著しい。ルカ・モドリッチ、セルヒオ・ラモス、カリム・ベンゼマ、マルセロ、ガレス・ベイル、トニ・クロース、ナチョなどはオーバー30。カゼミーロ、イスコ、ダニエル・カルバハル、エデン・アザール、ルーカス・バスケス、ハメス・ロドリゲスも28、29歳だ。

 世代交代は、否応なく加速するだろう。

 ジネディーヌ・ジダン監督は、同胞のフランス人選手に熱視線を送っている。ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)、キリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン)の2人は、"宿願"とも言える希望選手。監督復帰のひとつの条件だったとも言われるが、果たして......。

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