レアルを支えてきた生え抜きたち。彼らはカスティージャで何を学ぶのか (2ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 中島大介●写真 photo by Nakashima Daisuke

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 今や、カスティージャからトップへという道はひとつのパターンになりつつある。それほど、高いレベルを誇ったBチームと言える。

 そこでは幼少期からの英才教育で、誰とでも渡り合える選手を育んでいる。

 右サイドバックを任せられるダニエル・カルバハルは下部組織で育ち、カスティージャでプレー後、いったんドイツに渡ってから復帰し、欠かせない選手になった。守備のユーティリティ、ナチョはレアル・マドリードひと筋でカスティージャまで昇格し、地道に居場所を作ってきた。ルーカス・バスケスも下部組織で鍛えられ、カスティージャを2部に引き上げ、トップでは献身性が売りになっている。マリアーノ・ディアスも10代でマドリードのユースに入団し、実力は折り紙付き、今シーズンのクラシコでは得点を決めた。

 レアル・マドリードはカスティージャ抜きには語れない。そこでは、勝利の精神を叩き込まれる。その気高さこそ、マドリードの礎だ。

 1980年代、そんなカスティージャの先駆けになったヒーローとは――。

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