エムバペに続く「至宝」も。
ビッククラブが狙う仏産「金の卵」たち

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO


 今シーズンもここまで28試合に出場し、3得点6アシストを記録しているほか、念願のチャンピオンズリーグの舞台も経験。ナイジェリア代表CFのヴィクター・オシメンとともに、現在のリールで最も市場価値の高い若きタレントだ。

 そしてもうひとり、今シーズンのリーグ・アンのなかで絶対的に無視できないヤングスターが、レンヌの天才MFエドゥアルド・カマヴィンガである。

 カマヴィンガが10年にひとりの逸材であることは、まだ短い彼のキャリアが物語っている。

 まず、レンヌとプロ契約を結んだのは16歳と34日(2018年12月14日)のことで、これはクラブ史上最年少記録という逸話付き。その4カ月後の2019年4月19日には途中出場ながらリーグ・アンデビュー。ラスト4試合は連続でスタメン出場を果たした。

 その名をヨーロッパ中に知らしめたのは、今シーズンの第2節。ホームにパリ・サンジェルマンを迎えた試合だった。

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