セリエA選手のコロナに負けない心意気。「家にいよう」とSNSで様々な配信 (3ページ目)

  • 利根川晶子●文 text by Tonegawa Akiko
  • photo by AP/AFLO

 また、流行の「トイレットペーパー・チャレンジ」の投稿も多い。これは2014年に流行した、筋萎縮性側索硬化症 (ALS) の研究を支援するため「アイスバケツ・チャレンジ」のコロナウイルスバージョン。チャレンジャーがリフティングをしてみせた後に、次の選手数人を指名する。最初は普通に10回リフティングができるかどうかだったが、いつのまにかボールがトイレットペーパーに変わり、その後、さまざまなバージョンが派生した。

 フィオレンティーナのフェデリコ・キエーザは手を洗いながらリフティング。イタリア代表監督ロベルト・マンチーニはリフティングした後、ペーパーホルダーにそのままシュートした(ただし、少し編集を加えているように見えるが)。

 ふだんは見られない素顔を公開し、サポーターを喜ばせる選手もいる。ナポリのロレンツォ・インシーニェは、自宅でナポリの応援歌を歌いながら、生地からピザを作るところを配信。なかなかに本格的で、おいしそうな出来上がりだ。一方、アタランタのルイス・ムリエルは、なぜかひたすらアコーディオンを演奏している。

3 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る