長谷部、鎌田のフランクフルト、無観客でEL完敗。ブンデスも中断へ (3ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by AP/AFLO

 長谷部誠、鎌田大地がそろって先発したこの試合、フランクフルトは0-3で完敗した。

 リーグ戦では現在12位のフランクフルトにとって、今季の目標はベスト4に勝ち進んだドイツ杯とこのELになっていた。モチベーションが低いはずがない。しかもフランクフルトはホームに強く、今季はここまでEL1次リーグのアーセナル戦と、ブンデスのウニオン・ベルリン戦に敗れたのみ。絶対の自信があったはずだ。

 その敗れたウニオン・ベルリン戦(2月24日)では、フランクフルトのサポーターが、ブンデスリーガの月曜開催に反対するために観戦、応援をボイコットしていた。いつもは満員のゴール裏はガラガラで、それが選手たちにも影響した。この試合について鎌田も「みんな、難しい試合になるだろうという雰囲気で、フワッとしていた。やはりファンの大切さはすごく感じます」と言っていた。ホームの声援がいかに彼らを後押ししているかは、バーゼル戦の結果からもよくわかる。

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