堂安律と板倉滉が明かす。森保監督との対話とコロナウイルスの影響 (5ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO


 2月に森保一監督がヨーロッパを視察した時、多くの日本人選手の試合を観たのち、彼らと話し合いの場を持ったという。

「楽しく食事しながら、真剣にサッカーの話もしました。オリンピックに向けて、気持ちがどんどん高まっていく話し合いでした。オリンピックでの金メダル獲得は、監督をはじめ全員が思っていること。今回(代表マッチが)なくなってしまいましたけど、次はみんながレベルアップした状態で集まれるようにしたい」(板倉)

 一方、堂安は「(森保監督は)PSVでの状況の相談にも乗ってくれました」と言う。

「A代表、オリンピック代表、PSV、3つの話をしました」

 もっとPSVで試合に出てほしい----。そんな要求も合ったのだろうか?

「『心配はしていない』と言ってくれました。僕が『ふざけんな』って思いながらやっている性格なのを、たぶんわかっているんだと思います。監督と選手の関係で一番大事なのは信頼なので」

 コロナウイルスの影響について、堂安は日本の学生が卒業の時期を迎えていることを気にかけていた。

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