試合勘の鈍ったモウリーニョはどこへ行く? 格下ライプツィヒに完敗 (6ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • photo by Reuters/AFLO

 ところが、開始10分で先制され、前半20分で合計スコアを0-3とされた。守備的サッカーに出たにもかかわらず、たちまち2ゴールを連取された。この瞬間、モウリーニョとスパーズには、とりつく島がなくなった。

 通算スコア0-3とされてから、残り時間は70分残されていた。攻撃的サッカーに切り替えて臨むことはできたはずだ。しかし、モウリーニョにそうした覇気は見られなかった。試合勘(特にCLにおける)がすっかり鈍ってしまったように見えた。かつてのカリスマ性はどこへやら、だ。

 87分にも追加点を奪われ2試合の合計スコア0-4で大敗したスパーズ。心配になるのはスパーズよりモウリーニョだ。来季、スパーズの監督を続投することはないだろう。モウリーニョはどこへ行く。


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