鎌田大地もゴール。ベスト4進出のフランクフルトはカップ戦に全集中 (4ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

「疲れる」と言いながら、ゴール前に入る動きを繰り返す。だからこそ、ボールが来る。鎌田と周囲の間には、そんな信頼関係ができあがっている。

「今のチーム状態は悪くない。アンドレ・シルバがかなりよくて、ひとりで(ボールを)収められちゃうし、コスティッチとの相性もいい。僕もコスティッチとの相性はいいので、(前線の)3枚でチャンスを作ってやり切れることが増えてきていると思う。やることがはっきりしていて、みんなが同じことやって、前(の選手)もクオリティがある......いいチームになってきているのかなと思います」
 
 4強が出揃ったドイツ杯。準決勝の相手はバイエルン、レバークーゼン、ザールブリュッケンのいずれか。できればバイエルンは避けたいところが、鎌田が重要だと考えるのはそこではない。

「まずはやはりホームでできること。相手が別にバイエルンでも、ホームでプレーしたいなと思う。ホーム(での開催)が取れれば、とりあえずはいいなと思います。選手たち(の意識)も違う」

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