2020.03.02

安部裕葵離脱も昇格を目指すバルサB。
「地盤の強さ」がリーガを支える

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Nakashima Daisuke/AFLO

 さらにトップチームにいたロドリゴ・ゴエスを"降格"させ、勝ち星を稼いでいる(ロドリゴはレジェス戦で勝利に貢献したが、ゴール後にGKを侮辱した行為で退場処分になっている)。ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴに次いで、ブラジルから3000万ユーロ(約36億円)で獲得した17歳のMFレイニエルはどこまでやれるか。

 Bチームを"試練"にするのは、選手だけではなく、監督も同様だ。

 ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ)はバルサBを2部Bに引き上げ、ジネディーヌ・ジダンはカスティージャで経験を積み、トップチームを率いるようになった。今シーズンのリーガで評価の高いレアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル、アスレティック・ビルバオのガイスカ・ガリターノ、グラナダのディエゴ・マルティネスも、それぞれBチームを率いた経験を糧にしている。今後の注目は、現在のソシエダBの指揮官シャビ・アロンソで、名将候補ナンバー1だ。

 さまざまなチームで選手時代を過ごし、指導者として戻り、若い選手の触媒になる――。スペイン有力クラブのBチームはひとつのサイクルを生み出している。


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