レアル・マドリードがピンチ。首位攻防のクラシコは大幅にプラン変更 (5ページ目)

  • 高橋智行●文 Takahashi Tomoyuki
  • photo by Getty Images

 1つはここ5試合で採用している4-3-3。成績は1勝1分3敗と振るわないが、これまでの流れを見る限り、ジダンが大幅に変えるとは考えにくい。前線ではベンゼマ、ヴィニシウスがスタメン当確で、残り1枠をイスコとベイルが争うことになる。マンチェスター・シティ戦のパフォーマンスを見る限り、右サイドを主戦場としてプレーし先制点を決めたイスコが有利か。

 もう1つはダイヤモンド型の中盤の4-4-2。この場合、イスコがトップ下に入ってゲームメイクに専念できる。一方、ヴィニシウスは2トップの一角として、より中央でのプレーを求められるため、左サイドで発揮している突破力が半減する恐れがある。

 またジダンには、スーペルコパやマドリードダービーで採用したカゼミーロ、フェデリコ・バルベルデ、ルカ・モドリッチ、トニ・クロース、イスコのMF5枚を同時起用しての4-5-1というオプションもある。この場合はヴィニシウスがベンチスタートとなるが、ヴィニシウスをスタメンから外すのは得策ではないだろう。

 果たしてジダンがどのようなスタメンを組んで、今季2度目のクラシコに臨むのか。大きな注目が集まる。

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