2020.02.27

レアル敗戦の原因は監督采配。
ジダンに先んじたグアルディオラの交代

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 これで形勢は一転した。マンチェスター・シティに同点ゴールが生まれたのはその3分後。イルカイ・ギュンドアンの縦パスを受けたスターリングが左サイドを疾走し、深い位置に進出する。そのリターンを受けたデ・ブライネも再び左奥を突いた。能力の高いこのベルギー代表の中心選手は、同サイドに寄るレアル・マドリードDF陣の動きを確認すると、反転して右足で折り返した。ボールはセルヒオ・ラモスを越え、ジェズスの頭にピタリと合った。さすがのクルトワも、ゴールラインにたたき落としたそのヘディングシュートをかき出すことはできなかった。

 1-1としたマンチェスター・シティはその5分後、スターリングが左サイドで再びスピードを発揮した。カルバハルと1対1になると縦突破を敢行。ペナルティエリア内に切れ込んだ瞬間、カルバハルはたまらず反則タックルに及び、PKを献上した。

 デ・ブライネがこれを決め、マンチェスター・シティは逆転に成功した。ジダンは逆転されたあとようやく動いた。イスコに代えルーカス・バスケスを、ルカ・モドリッチに代え、ルカ・ヨビッチを投入。後半39分という押し詰まった時間だった。