柴崎岳への指揮官の信頼は絶大。「めちゃくちゃ『おいしい』選手だ」 (2ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 中島大介●写真 photo by Nakashima Daisuke

 ビクトール・フェルナンデス監督は常々そう言っているように、香川への期待は大きく、コンディション次第でピッチに送り出してきた。元アルゼンチン代表MFパブロ・アイマールの才能を花開かせ、攻撃サッカーを信奉するだけに、香川のひらめきに敬意を払っているのだろう。ただ、ケガの多さには頭を抱えている様子だ。

 香川は、スペイン国王杯のレアル・マドリード戦では先発でプレー。90分間出場し、物おじせずにゴール前でチャンスを作り出している。ボックス内で再三にわたってシュートを狙うなど、ドルトムント時代の片鱗も見せた。2部で得点王を争うコロンビア人FWルイス・スアレスには決定機をお膳立てしている。しかし、得点は入らず、0-4と大敗に終わった。

 これが香川の現状を象徴していると言えるかもしれない。決して悪くはないのだが、プレーが勝利に結びつかない。救いはチームが勝ち点を積み上げ、自動昇格圏にいる点だ。首位カディスと勝ち点1差の2位。残り13試合、香川はコンディションを維持し、昇格のキーマンとなれるか。

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