植田直通と鈴木優磨、
元アントラーズ盟友のバトルは見応え十分だった

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO


 こうして迎えた第26節、15位のワースラント・ベフェレンがアディショナルタイム5分にクラブ・ブルージュに決勝ゴールを決められて惜敗した。

 シント・トロイデン戦を目前にこの結果を知ったセルクル・ブルージュのイレブンは、さらに奮い立った。63分、MFケビン・ホッガスがFKを鮮やかに決めて先制すると、セルクル・ブルージュはコンパクトな守備でシント・トロイデンの反撃を許さず、1−0で勝った。

 今季初めてアウェーで勝ったセルクル・ブルージュは、15位ワースラント・ベフェレンとの差を勝ち点3、14位オーステンデとの差を勝ち点4まで縮めた。もしかしたら、セルクル・ブルージュの本当の奇跡はこれから起こるのかもしれない。

 10月頭の第10節から12月末の第21節までフル出場を続けていたCB植田直通は、今年に入ってからまったく出場機会がなかった。セルクル・ブルージュは冬の移籍市場で積極的に選手を獲得したが、そのなかのひとり、ディミトリオス・ハツィイサイアスにポジションを奪われてしまったのだ。

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