五輪サッカー史上最強か。アルゼンチンとブラジルの陣容がすごい (3ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳translation by Tonegawa Akiko

 チームの3人の主力は、五輪でプレーするにふさわしい選手だろう。

 まず、ネウエン・ペレス。CBでキャプテンも務める。空中戦に強く、ゴールも決め、すでにヨーロッパの強豪から注目されている。現在はポルトガルのファマリカンでプレーするが、五輪後には彼を保有するアトレティコ・マドリードに帰るはずだ。

 続いてアレクシス・マック・アリスター。イングランドのブライトンに所属するスピードあるMFで、アタッカーを助け、自身も強力なシュートを放つ。熱い血を持った闘士で、90分間戦い続け、決してあきらめることはない。

 そして、バレンティン・カステジャノス。所属するニューヨーク・シティで、38試合で12ゴールを決めた実績を買われてメンバー入りし、危険なCFとなった。

 彼らのほかにもジュリアン・アルバレス(リバープレート)、フェデリコ・ザラーチョ(ラシン)など興味深い選手がいた。

 アルゼンチンが五輪で優勝したのは2004年のアテネ大会。決勝でパラグアイを破って金メダルを手に入れた。この試合で決勝ゴールを決めたのはカルロス・テベス。そのほかに当時のチームにはロベルト・アジャラ、ルチョ・ゴンサレス、ハビエル・マスチェラーノらがいた。彼らにも負けるとも劣らないメンバーで、アルゼンチンは16年ぶりの金メダルを手に入れたいと思っている。

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