南野拓実、メンバー外の理由。露わになったリバプールの「壁の高さ」 (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO


 この試合で、リバプールは苦戦を強いられた。ノリッジはリーグ最下位とは思えない積極的なサッカーを見せ、後半なかばまで0−0で展開。78分に生まれたマネの技ありのゴールで、リバプールがタフなゲームになんとかケリをつけた。こうした厳しい試合も落とさないのが、リバプールの強さだろう。

 そしてリバプールの視線は、中2日の18日に行なわれる欧州チャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦に移ることになった。対戦相手は、スペインのアトレティコ・マドリード。南野はグループステージではザルツブルクの一員としてプレーしたが、大会中に移籍して出場資格を失う「カップタイド」のルールが廃止されたため、CL決勝トーナメントに出場することは可能だ。

 南野にケガはなく、ノリッジ戦の試合前もフィールドに飛び出してベンチメンバーとアップを行なった。ロブレン、オリジ、ミルナーらとパス回しを行ない、ボールと芝の感触を掴んでいた。

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