長谷部誠が語る「自分のよさ」。布陣変更→ボランチでスタメン奪取に自信 (4ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

 長谷部は長らく3バックの中央でプレーしてきた。4バックになった現在、ボランチでの勝負は久々になる。リベロでのプレーについては「目だけでプレーしないように(自分の体を動かすように)意識している」と語っていたことがあるが、ボランチではどうか。

「長らくボランチのプレーはやってなかったですけど、この前の2試合(ドイツ杯ライプツィヒ戦、第21節アウグスブルク戦)をやって、感覚も戻ってきている。そのなかで運動量とかインテンシティを、もっと上げなきゃいけないな、と。そこは経験でアジャストしていかなきゃいけないと思います」

 自身の強みにたちかえりつつ、経験で周囲やゲームにフィットさせていく。「次はたぶん出番があると思うので」と、悲観的ではなかった。

「スタメンを奪い返さなくてはというよりも、チャンスが来た時に、いかにパフォーマンスを発揮するか。試合が多いのだから、チャンスは絶対に来る」

 来週はミッドウィークにヨーロッパリーグのザルツブルク戦が行なわれる。長谷部にとって、またとない巻き返しのチャンスとなる。



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