大迫勇也、ドルトムント戦前日に寿司で景気づけ。勝利に手応え (3ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by AFLO

 ドルトムント戦のブレーメンは、大迫とゼルケが共存する形の3-4-3だった。トップにゼルケを置き、その左右に大迫とミロット・ラシカが入った。大迫はこの形にも手応えを感じていた。

「(前半戦は)問題があったというか、まあうまくはまっていない感じだったんですけど、今日はしっかりと攻守が噛み合った感じがしました。新加入選手(ゼルケ)がしっかりと入って試合をやって、自信を持ってプレーできるような形を作れました」

 試合は、ブレーメンがゼルケとレオナルド・ビッケンコートのゴールで2-0として前半を折り返した。まさかの展開に、ドルトムントは後半開始から、売り出し中の19歳のFWアーリング・ブラウト・ハーランドを投入。すると67分にはそのハーランドが得点し、1点差とした。だが、直後の70分に大迫のスルーパスに抜け出したラシカが追加点を決め、再び引き離した。

 このアシストに関して、大迫は「いつもどおりですよ」と多くを語らなかったが、ゼルケ、ラシカとの関係については「ポジショニングがすごくはまった。動いてくれる選手がいるからやりやすい」と言う。表現しているとおり、守備面だけでなく攻撃においての距離感や感覚が良かったようだ。

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