森岡亮太は「新しい自分を発見した」。
いぶし銀のプレーを連発!

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

 現在、ベルギー1部リーグのクラブに所属する日本人選手は9人いる。そのなかでもとくに好調なのは、シャルルロワのMF森岡亮太とゲンクのFW伊東純也だろう。

 昨年秋にトップ下からボランチにコンバートされた森岡は、「すっかりリーグのトッププレーヤーの姿に戻った」(フットボール/スポルトマガジン)と、ベルギー国内で再評価を受けている。

トップ下からボランチにコンバートした森岡亮太トップ下からボランチにコンバートした森岡亮太 1月25日のメヘレン戦は濃い霧のために前半途中で中止となり、2月11日に再試合を行なうことになった。そのため、残念ながら森岡が決めたPKのゴールは取り消されてしまったが、このPKも森岡自身がスルスルと相手ペナルティエリア内までドリブルでボールを運んで得たものだった。

 俊足ウインガー伊東純也は、カウンターで相手スペースを突くのはもちろんのこと、ポゼッション時の狭いスペースでも打開する力が武器となっている。フェリチェ・マッズ前監督時代からは全幅の信頼を得られなかったが、後任のドイツ人指揮官ハネス・ヴォルフ監督になってからは、優勝に貢献した昨季のフォームを取り戻した。

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