バルサ、補強に失敗し「偽9番」で
やりくり。安部裕葵にもチャンスか

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Getty Images

 レバンテ戦では、セルジ・ロベルト、リキ・プッチのふたりも交代出場で前線に入っている。バレンシア戦に途中出場で抜擢された左利きの攻撃的MFアレックス・コジャードも、バルサBでは前線のユーティリティプレーヤーであるように、"偽9番"候補と言えよう。安部裕葵もバルサBの"偽9番"であり期待されるが、現在は右足ハムストリングを痛めて離脱を余儀なくされている。

 前線3枚が、"偽9番"として流動的にポジションを変え、プレーの渦を作り出す。セティエン・バルサは、変幻の戦いで勝利をつかめるか――。2月6日にはスペイン国王杯準々決勝で、アスレティック・ビルバオと一戦を交える。


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