南野拓実が効果的な動きで存在感。
リバプールのスピードに合ってきた

  • 田嶋コウスケ●取材 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

「ゴールできそうな感覚はありました。実際、僕じゃなくても、僕が入ってからもゴールが入った。だから、感覚的にはよくなってきています」と南野は語る。

 今後に向けて、課題も忘れていない。

「少しオープンな試合になっていた。ああいう試合展開だと、自分のやるべきことがハッキリする。たとえば、0-0とか拮抗した試合展開のなかでも、信頼してもらえるようなプレーを続けていければ」

 なにより大きな収穫は、スピーディーなリバプールのプレーリズムに合わせ、効果的なプレーを示し続けたことに尽きる。

 トップチームのメンバーと初めて一緒にプレーしたウルバーハンプトン・ワンダラーズ戦(1月23日)では、南野にボールが入ると、そこでテンポダウンしてしまった。この試合をテレビ観戦していたという吉田麻也(現サンプドリア)も、「ちょっと、探り探りやっている感じがある。リバプールのプレースピードに慣れないといけない」と、南野の課題について話していた。

3 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る