2020.01.22

CLラウンド16のビッグマッチの注目点を
欧州サッカーの達人が分析!

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小澤 故障中のエデン・アザールが戻ってコンディションが上がってきたらベストメンバーを組めるはずですし、それほど大きな不安材料はないと思います。年明けにサウジアラビアで開催されたスペイン・スーパーカップでは、ジネディーヌ・ジダン監督がカゼミーロ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチ、バルベルデ、イスコという5人を中盤に起用する4-5-1のシステムを試して、うまく機能しました。万が一、アザールが間に合わない場合でも、中盤の枚数を多くして中盤の守備強度を上げる戦いをしてくると思います。

 唯一死角があるとすれば、カリム・ベンゼマの控えが見つかっていないことです。今季から加入したルカ・ヨビッチは1トップで活きるタイプのストライカーではないですし、マリアーノ・ディアスもほとんど戦力になっていません。

倉敷 まもなく攻撃的なマドリーを見られる気がします。12月はクラシコなどタフな相手とのアウェーゲームが続いたこともあって、ジダンは守備面に力を注いでいたように感じました。ここは結果を残せた。次はベンゼマ依存症の攻撃が、どこまで上積みできるかどうかでしょうね。

中山 マドリーがシティに対して攻撃的に出るのか、それとも第1戦は守備を重視しながら戦うのか、そこもポイントになりそうですね。12月のクラシコでは中盤をマンツーマンにしてバルサを封じるなど、マドリーは攻撃のみならず守備面もかなりハイレベルだとあらためて感じました。シティをバルサに見立ててプランを組むことも十分に考えられます。

 対するシティは攻撃的に戦わないと勝ち目はないでしょうし、おそらくペップはいつもどおりにやってくるような気がします。とくにケビン・デ・ブライネの調子がいいので、マドリーがどのような守備方法で彼を封じるのか注目です。

倉敷 デ・ブライネがトップフォームなら相手にはかなりの脅威になりますね。小澤さんは、シティのディフェンス面にはどんな印象を持っていますか?

小澤 さすがにマドリー相手にフェルナンジーニョでは厳しいでしょうね。今季のベンゼマを抑えるのはたいへんだと思います。