2020.01.22

CLラウンド16のビッグマッチの注目点を
欧州サッカーの達人が分析!

  • photo by Getty Images

中山 一方のバルセロナのCLの相手は、ジェンナーロ・ガットゥーゾ新監督が率いるナポリ(イタリア)であることを考えると、バルセロナは気持ち的にクラシコに重きを置いて戦えそうです。しかもナポリは国内リーグで中位に低迷していて、CLどころではないでしょう。そういう意味でも、ラ・リーガのタイトルを欲しがっているジネディーヌ・ジダン監督が、この2連戦でどのように選手を使い回して乗り切るのか、とても興味深いですね。

 逆に、シティはもうリーグタイトルの可能性はほとんどないので、ペップ・グアルディオラ監督はCLに照準を絞ってくるでしょう。

倉敷 もはやリバプールとの勝ち点差は絶望的ですから、プライオリティははっきりしました。来季のCLストレートインの4位以内は心配いらないでしょうし、でもここまで独走を許したのは意外でした。

中山 今季はディフェンダー陣に故障者が続出していて、それによってチームの安定感が失われてしまった印象です。ジョン・ストーンズは今季3度も負傷して、その度に戦線を離脱。アイメリク・ラポルテも開幕早々にケガをして、シーズンの約半分を棒に振っています。ラポルテの復帰は間近と言われているので、マドリーとのCL第1戦には2人とも間に合うと思いますが、プレミアで首位リバプールに大きく後れをとったのは、彼らの不在が原因のひとつだと思います。

 よく頑張っているとはいえ、本来ボランチのフェルナンジーニョをセンターバックで使い続けること自体が苦肉の策だと思いますし、左サイドバックも固定できていません。

小澤 オレクサンドル・ジンチェンコ、バンジャマン・メンディ、アンヘリーニョ...。今季もペップは左サイドバックに苦心していますね。

倉敷 こちらのスケジュールはマドリー戦の前にプレミアで2位争いをしているレスターとの直接対決があり、そのあと再びホームでアーセナル戦、オールド・トラッフォードでマンチェスター・ダービー。調子を落としている相手とはいえ侮るわけにもいかず、こちらもハードなスケジュールといえそうですね。

 小澤さん、対するマドリーに死角はありそうですか?